格安料金の家事代行サービス3種類(CaSy、Any+Times、タスカジ)の特徴や評判を詳しく比較してみる

これまでは富裕層向けといったイメージが強かった家事代行サービスですが、IT・クラウドの活用によるコストダウンで、より安価に利用できるサービスがここ数年のうちに国内・海外で登場し、一般層にも広まりつつあります

そんな格安の家事代行サービスとして人気が高まりつつある、以下の3種類

を、様々な角度から比較してみました。

※情報は執筆時点のものです。

仕事内容を比較

CaSy – 掃除に特化

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CaSyは現在のところ掃除専門となっています。住宅内の掃除なら全般に対応していて、部屋の掃除・片付けから浴室・キッチンなどの水回りの掃除、廊下・玄関の掃除などをお願いすることができます。

洗濯や買い物、料理なども将来的には対応予定ですが、現在でも「事前にご連絡いただければ、多少の融通はききますので家事スタッフとご相談ください」とのこと(「よくある質問「に書かれていました)。

Any+Times – 幅広く対応

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「ご近所サポート」がコンセプトであり、対応している仕事内容は多岐に渡ります。CaSyとは対照的ですね。

掃除・洗濯など家事代行はもちろん、庭木の水やりや網戸の張り替え、ペットケア、それに荷物配達やIKEA組み立て代行、お墓のお掃除までOK! 身の回りで困ったことがあったらなんでも手伝ってくれます。

タスカジ – 利用頻度が高い内容をカバー

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掃除、洗濯、買い物、料理、ペットケア、チャイルドケアに対応しています。利用頻度が高そうな仕事は一通りカバーしていますね。またチャイルドケアは前2つのサービスには無い仕事内容です。

なおペットケアは室内のみ、チャイルドケアは保護者同席となっています。

依頼フォームを比較

CaSy – シンプルでわかりやすい

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最初は依頼入力から始まります。「家の間取り・広さ」「汚れ具合」「依頼内容」を入力します。

「汚れ具合」はレベル1(細かい部分の汚れ)からレベル4(非常に気になる汚れ)の間で指定します。そして「依頼内容」では掃除したい場所(キッチン、リビング、部屋etc)と、部屋の場合は何部屋あるかを指定します。

これらを入力すると目安となる作業時間が表示されます。それに応じて料金がかかるというわけですね。

依頼内容の入力が完了したら、依頼者の情報の入力、その後は訪問日時の選択に移ります。

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日時は30分単位で選択が可能。掃除スタッフがマッチング可能な日時であれば指定して申し込みができます。それ以外の日時は「リクエスト」することができ、キャンセル等で空いたスタッフができた場合は対応が可能となります。スタッフの空き状況と自分の予定を考慮して決められるので便利ですね。

あとはカード情報入力を行い、確認画面を経て申し込み完了となります。

フォームは全体的にシンプルでわかりやすくGOODです。なお「家の広さ」は平方メートルで指定するようになっていますので、坪数なら分かるという方は坪数に3.3を掛ければOKです。

Any+Times – 質問に答える感じでOK

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まずは依頼の種類を選びます。

その後、依頼の詳細や利用希望日時を入力します。依頼の種類によってフォームがそれぞれ用意されていて、例えば「水回りの掃除」なら対象の場所(キッチン、換気扇、お風呂、トイレなど)を入力し、「ペットケア」ならペットの種類や大きさ、数などを入力する、といった感じです。

質問に1つ1つ答えていく感じで、こちらも全体的にわかりやすいです。

ただ「予算」の金額も自分で入力する必要があり、ここはCaSyと違いますね。いくらぐらいが妥当なのか迷ってしまうかもしれませんが、目安の金額は説明部分に書いてありますので、迷ったら目安そのままを入力しておけば問題ないでしょう。

一通りフォームを入力し、送信が完了したら、あとはスタッフ(サポーター)からの応募・相談を待つことになります。

タスカジ – 気に入ったスタッフに依頼

タスカジの依頼方法は、先に依頼したいスタッフ(タスカジさん)を選んで、それからその方の空き時間を確認し、希望とあった日時を指定する、といった流れとなっています。

こちらもとてもシンプルなフォームで、スムーズに入力ができます。スマホでも簡単です。

もし希望のスタッフが探しても見つからない場合は、「タスカジさんリクエストフォーム」にて地域や最寄り駅、スタッフの条件などを入力して申請することができます。マッチしたスタッフが見つかったときに連絡してくれます。

マッチング方法を比較

CaSy – 独自のシステムで調整

依頼者の依頼内容およびエリア、希望日時にマッチしたスタッフが、独自のシステムで調整される仕組みとなっています

一度仕事をしてもらったスタッフなら指名することができます(指名料が追加でかかります)。それ以外では依頼者がスタッフを選ぶことはできないようです。

事前打ち合わせも営業マンの訪問は無く、メールによるやりとりとなっています。あっさりしていますが、そのぶん気軽とも言えます。

Any+Times – クラウドソーシングサイトの仕組みでマッチング

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マッチング方法はCaSyと違い、基本的にオープンな仕組みで決められます

依頼者たちが投稿した依頼はスタッフたちに「お仕事」として公開されます。すると、それを見た多くのスタッフから見積もりの相談が届きますので、依頼者はその中から1人選んで、その人に決定する、といった仕組みです。最近注目されているクラウドソーシングサイト(ランサーズ、クラウドワークスなど)の仕組みとほぼ同じになっています。

スタッフを選ぶときには、その人たちのプロフィールや過去の実績、評価を見ることができますので、依頼するスタッフを決定するにあたり参考になります。

こちらもやりとりはネット上でスタッフとメッセージを送受信して行います。

また、特定のスタッフに直接お仕事を依頼することもできるようになっています。以前お願いして気に入ったスタッフに再度頼みたい場合などに役立ちます。

タスカジ – スタッフを選んで直接依頼

前述の通り、まずスタッフを選び、その方に直接依頼するのが基本となります。こちらもAny+Timesと同じように、スタッフのプロフィールが閲覧できますので、それを見て気に入ったスタッフに依頼することになります。

じつは国際色豊かなタスカジ。スタッフにはフィリピン人を始めいろんな国から来た外国人が多数登録しています。ハウスキーパーだけでなく、留学生や主婦、会社員などさまざま。日本語は話せる方もいれば、できない方もいるようです。

料金を比較

一番気になる利用料金です。

CaSy – 1時間あたり2,500円

料金は1時間あたり2,500円です。最低利用時間が2時間で、交通費は別途700円がかかるため、合計すれば1回5,700円から利用できます。またスタッフを指名する場合、400円の指名料がかかります。

単発でもこの料金で利用が可能です。定期利用の制度はありません。

従来の家事代行サービスだと、単発の場合は1回で10,000円以上、定期利用しても1回あたり6,000円~7,000円ぐらいかかりますので、いかに安いかがわかりますね。

料金プランも非常にシンプル。従来の家事代行サービスのような複雑さはありません。

Any+Times – 自分で設定。目安はあり

先述の通り、予算を自分で入力できるのが特徴であり、かつメリットです

サイトに記載されている目安では、部屋掃除や料理代行なら1時間2,000円、家具組立なら1時間2,500円、買い物代行なら若干安く1時間1,500円となっていました。少なくとも従来の家事代行サービスよりは一回り以上の安さで依頼することができそうですね。

マッチングの際に、場合によっては金額交渉になることもあるので、ちょっと敷居が高いという方もいるかも知れません。とはいえ、予算を高く設定すれば優秀なスタッフからの相談が来やすくなりますし、出費を控えたいときは予算を低く設定することもできます。自分でコントロールできる柔軟さは良いと思います。

交通費もスタッフ次第です。できるだけ近所のスタッフの方が交通費が少なくなるでしょう。

タスカジ – 1時間あたり1,500円(税込)から

「定期」の依頼と「1回のみ」の依頼のいずれかを選べるのがタスカジのメリット。最初は「1回のみ」にしておいて、良さそうなスタッフであれば「定期」でお願いしてみましょう。

スタッフにはランクがあり、レビュー件数とレビューの平均値によって決定されます。スタッフはランクが高いほど、高い料金を設定できるようになっています

気になる料金表は以下の通り。

「定期|毎週・隔週」依頼

  • ランク0:1,389円(税込1,500円)/1時間
  • ランク1:1,713円(税込1,850円)/1時間
  • ランク2:2,130円(税込2,300円)/1時間

「1回のみ」依頼の場合

  • ランク0:1,713円(税込1,850円)/1時間
  • ランク1:2,130円(税込2,300円/1時間
  • ランク3:2,408円(税込2,600円)/1時間

「定期」で「ランク0」ならなんと1時間あたり1,500円です。この圧倒的な安さがタスカジの特徴です。なお交通費は別です。

ただ1回あたり3時間固定となっており、前2つのサービスに比べて長めなのがややネック。

エリアを比較

CaSy – 首都圏周辺のみ

現在は東京都の23区と一部の市、そして神奈川県の一部のみで、まだまだ狭いです。エリアは順次拡大しているようなので期待です。

Any+Times – 日本全国、ただしスタッフがいれば

Any+Timesのエリアは日本全国に対応しています。ただしマッチングできるスタッフがいればの話ですが…。

とはいえ、現在でも都市部や人口の多い街であれば大体いるので、CaSyよりは広い範囲での利用ができそうです。

タスカジ – 関東と関西に対応

現在は首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の一部と、関西(大阪府・兵庫県・京都府・和歌山県・奈良県・滋賀県)の一部に対応しています

前2つのサービスと比べれば、まあまあの広さといったところでしょうか。東京・大阪であればほぼ問題無さそうですね。こちらもエリアは順次拡大しているとのことです。

スタッフの信頼性を比較

CaSy – 厳しい審査で採用

スタッフは厳しい審査で選ばれており、研修およびトライアル(研修会場での実習)を行っているとのこと。またスタッフ用のマニュアルも完備されており、仕事のクオリティが保たれています。

Any+Times – プロフィールや過去の実績を見て判断

依頼するスタッフは自分で選ぶことになりますが、その際、信頼できるスタッフかどうか判断するための仕組みがいろいろと用意されています。クラウドソーシングサイトでおなじみの機能が多いです。

スタッフのプロフィールを閲覧できますので、それを読めばその方のスキルや人となりが分かります。5段階評価とレビューコメントをつけることもでき、過去のそれらの評価はプロフィールに反映されていますので、これも重要な判断材料となるはずです。

「認定サポーターズ制度」というものもあります。本人確認に加えて運営側による面談をクリアしたスタッフのみに「認定サポーターズ」マークがつきます。スタッフの信頼性を重視するならこのマークがついた方を選ぶのが良いでしょう。

タスカジ – 面接と身分証明書で信頼確保

スタッフに対しては、各自1時間の面接と説明を行っているとのことです

またタスカジでは、スタッフだけでなく依頼者にも身分証明書の提出が必要となっています。ここは前2つのサービスと違うところで、依頼者側のハードルがやや高くなっていますが、これもお互いが安心してサービスを利用するための対策の1つと言えるでしょう。身分証明書の提出はブラウザから画像ファイルをアップロードする形で行います。

スタッフが外国人の場合は、在留カードによる労働許可状況もチェックされています。

スタッフ選びに重要なプロフィール画面では、自己紹介の他、在留期間や仕事の経験年数、日本語を話せるかどうか、そしてレビュー内容も確認できます。

ただレビューを眺めていると「?」と思うことがあります。

これはとあるスタッフのレビューの1つです。しっかり評価されていますが、

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これを書いた人のプロフィールを開いてみると、

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全く同じ文章のレビューがあります…。

これはバグでしょうか、それとも…?

タスカジにはこういった部分が見受けられることは頭に入れておきたいところです。

2月14日追記:タスカジ運営の方からコメントをいただきました(ありがとうございます)、依頼者側には過去に自分が書いたレビューが表示され、スタッフ(タスカジさん)側はもらったレビューが表示されるとのことです。

補償制度を比較

CaSy – 損害保険に加入

もしスタッフが家の中の物品を壊してしまったときも、CaSyは損害保険に加入しており、保険適用の範囲で補償されます。

Any+Times – 最高1億円の対物補償制度

損害が発生した場合に備えて、最高1億円の対物補償制度が導入されています。これは「認定サポーターズ」に対して適用されます。

タスカジ – 最大で対物1,000万円、対人1億円の補償

補償制度はタスカジにもあり、補償金額の上限は対物1000万円、対人1億円です。

運営会社の歴史および評判を比較

CaSy – ベンチャー企業が運営、ユーザーに好評

運営会社は株式会社CaSyで、2014年1月に設立されたベンチャー企業です。

サービスのCaSyは2014年4月にアルファ版がリリースされたばかり。まだ新しいサービスです。TBS系情報番組や日経MJ、IT系情報サイトのTechCrunchなど、メディアでも紹介されています。

ネット上でユーザーからのレビューも多く見られます。評判としては良いものがほとんど。「スタッフもちゃんと仕事をしてくれて、コミュニケーションも問題ない」「定期的に使いたい」といった肯定的な意見が見られました。

まだエリアが狭いのにこれだけ好評なのですから、エリアが拡大していけばさらに人気が高まりそうですね。

Any+Times – ベンチャー企業が運営、DeNAから出資も

運営会社は株式会社エニタイムズ。設立は2013年5月1日で、CaSyよりも若干早いですがこちらも新しいベンチャー企業です。サービス開始は2013年9月。こちらもベンチャーキャピタルや、モバゲーでおなじみDeNAからの出資を受けています

Any+TimesのサービスはNHKの情報番組やテレビ東京のビジネス系番組、日経産業新聞、そしてIT系ニュースサイトのCNet Japanでも紹介されています。ネット上でのレビューはCaSyに比べると少なめ?

タスカジ – ベンチャー企業が運営、「auスマートパス」にも展開

運営会社はブランニュウスタイル株式会社。2013年11月に設立されました。タスカジのサービスは2014年7月にスタートなので、ここで紹介した3つのサービスの中では最も新しいですね。

タスカジも日経産業新聞をはじめ、TBSの情報番組などメディア掲載は多数。KDDIによる「auスマートパス」内にて「家事代行 au×タスカジ」としてサービス展開を開始したことで話題にもなりました

ネット上の口コミはまだちらほらといった感じですが、良いサービスだという評価が見られます。外国人スタッフもしっかり仕事してくれるようです。日本語が話せないスタッフの場合はコミュニケーションの問題はありますが、指示はカタコトっぽい英語でもなんとか伝わるみたいです。

各サービスの評価

3つのサービスを、「安さ」「エリアの広さ」「仕事の幅広さ」「依頼のしやすさ」「依頼の細かさ」「信頼性」の6つの視点から、私なりに点数をつけて評価してみました。

CaSyの評価

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シンプルかつわかりやすいサービスで評判も良い。掃除をお願いするならここがおすすめ! ただしエリアは狭いので今後に期待です。

Any+Timesの評価

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対応している仕事が幅広い! 依頼には手間が少々かかりますが、きめ細かく主体的に依頼ができるのは魅力です。

タスカジの評価

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とにかく安さで選ぶならここ! サービス的にはそこそこ。外国人スタッフとのコミュニケーションを楽しめるかも知れませんね。

忙しくて家事に手が回らない! そんなときは家事代行サービス

「家事代行」と言うと、家事をスタッフに任せて自分たちは外出、といったイメージがあるかも知れませんが、必ずしもそうする必要はありません。スタッフに手伝ってもらう感じで一緒に家事をしても良いですし、家の中で別々に仕事をしてもらっても良いでしょう。

利用に最も適したケースとしては、自分たちが忙しいときではないでしょうか。例えば共働き、あるいは一人暮らしで仕事が立て込んでいるときや、出産の前後、それに両親の介護に追われているときなどには心強いサービスとなります

この記事が、皆さんの暮らしの助けになれば幸いです。

公式サイト

2 thoughts on “格安料金の家事代行サービス3種類(CaSy、Any+Times、タスカジ)の特徴や評判を詳しく比較してみる

  1. 取り上げていただきありがとうございます。
    それぞれコンセプトの違いから各社特徴があるので、この記事を参考に、皆様にニーズやシチュエーションによって使い分けていただけると嬉しいです。
    ご指摘のレビューのところは、実はバグではなく仕様なのです。依頼者側は自分が過去に書いたレビューが表示され、タスカジさん側は貰ったレビューが表示される仕組みです。
    とても読み応えのあるレビューでした!

  2. wizard-g says:

    和田様
    当記事をご覧いただき、そしてコメントいただきありがとうございます!
    レビューの表示は仕様とのことで承知しました。記事を修正いたしました。

    私自身、記事の作成を通じて大変勉強になりました。
    家事代行マッチングサービスは今後、必ずや広まっていくと思います。
    御社サービスのますますのご発展を願っております。

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